10系アルファードの冷却水漏れ
初代アルファードも車歴15年超えになって来ましたので最近はあまり見かけなくなりました
今回冷却水漏れ修理をするアルファードは車検で入庫頂いた車両になります
24ヶ月点検時に冷却水が減っている事を見つけました。
冷却水が減っているのは直ぐに分かりますが漏れてる箇所を見つけるのが一苦労
ラジエーターからウォーターポンプ、配管、ゴムホースなど冷却水が通っている所を順番に探して行きました。
そして発見した所はリヤのタイヤハウスの中にあるリヤのヒーターのパイプ部分。
リヤのヒーターまで冷却水が通っていて暖まった冷却水がヒーターコアに運ばれて温風が出る様になっています
漏れてる箇所は丁度ヒーターコアの手前のアルミのパイプでした。
この部分は良く漏れます。大体ゴムホースのバンドの緩みで漏れる事が多いですが今回のパイプの腐食は初めてでした
↑はタイヤを外してカバーも外して見た所です
このパイプからゴムホースになり車内のヒーターコアまで繋がっています
ヒーターコアを外すには3列目の右側シートを外して内張りも外してたどり着く所にありますので手間がかかる作業になります
漏れた原因はパイプを押さえるステーが錆びてパイプも錆び穴があいたと思われます
パイプとゴムホースを取り替えて修理完了
ではなく
冷却水を抜いてしまっているのでラジエーターから冷却水を入れてエア抜きをします
このエア抜きがとても大切な作業でして中途半端だとオーバーヒートの原因になりますので根気強く徹底的にやります
エア抜き時には前後のヒーターも全開にして配管内や前後ヒーターコアの中に冷却水がきちんと行き届く様にします
熱い風が出て来たらOK
これでエアーが抜けたのを確認して作業が完了になります
今回の冷却水漏れをそのままにしていたならばオーバーヒートして最悪の場合はエンジン破損までなってしまいます
特に今年の夏は暑いです
皆様も冷却水の量を今一度ご確認下さい
どこを見たらいいか分からなければご連絡ください。私が教えます。
南魚沼市 くるまの 修理 車検
エリアマックス